これからのシンガポール [街角あれこれ@シンガポール]
シンガポールは賭博というものが禁止されています。
(サッカーくじなど、一部許可されているものはありますが・・・。)
それで、カジノのために、週末わざわざマレーシア領海内を航行する
豪華客船スターヴァーゴに乗ったり、マレーシアの高原リゾートの
ゲンティン・ハイランドへ出かけるのがシンガポーリアンには人気です。
シンガにもカジノ施設を望む声が多くでていました。
また、街中では私の来星以降の5年間でも、マリーナベイエリアには
大きなコンサートホール”エスプラネード”ができたり、
マーライオンパークがきれいに整備されたり、MRTの環状線の工事が
至るところで行われていたり・・・と目まぐるしく変化しつつあるものの、
観光客誘致という点では、これといった目玉になる見所もなく、
あまり変化はないようにも思えます。
そんなこともあって、数年前からシンガポールにもカジノを!ということが議論され、
1年くらい前からは具体的に入札に参加する企業を募ったりしていました。
そして、数日前ついに議会でカジノ計画の実行が承認されました。
セントーサ島とマリーナエリアの2ケ所にカジノを含めた総合リゾートを作る予定で、
今オーストラリアやラスベガスでカジノを展開している数企業が名乗りをあげています。
その計画の中身がすごいこと!!!
カジノ施設とともに巨大ホテルを作ることはだいたいどの企業も同じですが、
ユニバーサル・スタジオ建設するとか、もっとすごいところは
F1まで誘致するという話も・・・。
テーマパークはまだしも、この国にF1だなんて、そんなレース場を作るスペース
どこにもないじゃない!?
モナコのように街中がコース?
どの業者が選ばれるのかにもよりますが、今後いったいどのように話が
展開していくのでしょう。
その他にもいくつか大きな計画が・・・。
- MRTオーチャードの真上の現在広場になっている場所には
40階ほどの商業施設が作られます。
最上階は360度見渡せる展望台ができ、ビルの大半はブランドショップ、
レストランなど高級志向のお店が入るそうです。
- 2000年末に中央郵便局を改装したフラトンホテルができて以来、
高級ホテルのオープンのなかったシンガポールですが、
オーチャードのはずれ リージェントホテルとタングリンショッピングセンターの間に
「セントレジス」ができます。
現在シティーホテルではリッツ・フラトン・シャングリラあたりが最高レベルですが、
それよりも上の6つ星クラスの設定になるそうです。
ただ場所的に、シャングリラのようなガーデンリゾート風、リッツなどのように
マリーナベイなどの眺めという売りはありません。
歩いて2~3分の距離にあるフォーシーズンズと同様の、お部屋のゴージャスさや
サービスの質を売りにしたホテルになると思われます。
- 本来なら今年できるはずでしたが、建設開始すら遅れていた
黒川紀章氏設計の世界一の大きさの観覧車が2007年には
マリーナベイにできることが決まりました。
どれも2006年以降というまだまだ先の話なので、私はどういう風になるのかを
見届けることはできませんが、これらが予定どおりにできると、シンガも
ますます雰囲気が変わりそうです。
昔ながらのシンガの趣も大事にしてほしいところですが、
長く住んでいてマンネリ化を感じている身としてはこれらは楽しみでもあり・・・。
5年後くらいに、シンガの様子がどうなっているのか再訪してみたいです。
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