Malay Heritage Centre [街角あれこれ@シンガポール]
アラブ人街のサルタンモスクの隣のブロックには、イスタナ・カンポングラムという
かつて王族が住んでいた宮殿がありました。
1999年にここを博物館にすることが決まり、再開発が行われていましたが、
この6月に「Malay Heritage Centre」としてオープンしました。
私が来星したころに遠目から見たときには、たしかにコロニアル風の歴史ある建物
ではありましたが、とにかく寂れていて、ほんとに王宮だったのかな?という印象もありました。
オープンした博物館は、建物はそのままにきれいに改装され、その周りにはお庭が
とてもきれいに作られています。
アラブ人街周辺は、どことなくエキゾチック、悪い意味ではちょっと裏へ行くと
危ない雰囲気もただよっているのですが、そんなエリアの一角にちょこんと現れる
”きれいなシンガポール”らしい場所です。
入場料は大人3ドル。
中は、テーマ別にいくつかのコーナーに分かれています。
シンガポールがまだマレーシア(マラガ)だったころの様子を伝える展示、
昔このエリアに住んでいた王族たちの使っていた物や贈答品、
当時の文化などを伝える展示など・・・
2階には、映画撮影のスタジオや、昔のカンポンハウスと呼ばれる高床式の家の内部を
再現してあったりして、興味深いものがいろいろとありました。
映画スタジオの再現
昔のシンガポールの写真
1950~60年ごろには、まだこんな南の島らしい風景だったんですねぇ。
見るものは少ないですが、コンパクトにまとまっているので、
シンガポール博物館やアジア文明博物館とはまた違ったおもしろさがありました。
歴史や昔の物に興味がある方は、アラブ人街に来たついでに、
一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
水曜日15:30と日曜日11:30からは、マレーの民族舞踊などのカルチャーショーも
行われています。(こちらは鑑賞料が別に10ドル。)
* 現在はこの時間のようですが、時々スケジュールが変わるそうなので、
観光局(Visitor Centre)などで確認されることをお勧めします。
また、博物館の敷地手前には、これまたコロニアルな建物があります。
こちらもかつては王族の家だったそうですが、博物館とともに改装され、
マレーレストランになっています。
ランチタイムには、マレー料理のビュッフェをやっているそうです。
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