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愛・地球博レポ 2nd.Day ~ 瀬戸日本館 [EXPO'05]

この日わざわざ瀬戸から入場したのは、「瀬戸日本館」を見たかったからです。
たぶん私のように会期中に1度それも1日程度しか行かない場合には、
瀬戸会場に足を運ぶ人はあんまりいないと思います。

瀬戸日本館の入場は整理券制になっているため、市民パビリオンを抜けた
海上広場の入り口付近にある配布場所で整理券をもらいました。
9:40からの初回公演になります。


整理券とはいえ、こんなしっかりとした記念になるチケットでした。

5分前までに行けばいいとのことで、まだ20分近くあります。
この時間で何か見れるかな?と思ったのですが、愛知県館に入るには中途半端だし、
海上広場で市民が教えてくれる織物やわらじ作りなどもこの時間では始まっていません。
ちょっと早いですが、瀬戸日本館に行き、開場を待つことにしました。

9:30ごろから入場が始まり、最初のプレショーが9:40スタートです。

(ネタバレが嫌な方は、この先は読まないでくださいネ!)

プレショーは、和紙で作られたスクリーンに日本の伝統的なものや四季などが映されます。
7分間(だったと思います)の上映ですが、日本の心をよく伝えるものだと思います。
日本人が見ると、抽象的な感もあり、きっと賛否両論あるかもしれませんが、
外国人向けにはいい出来だと思いました。

その後、2階にあるメインシアターに進みます。
ここでは、群読 叙事詩劇の”一粒の種”が上演されます。
とにかく、私はこれが見たかったのです!!!
舞台を中心に円形シアターになっていますが、この回は3分の1くらいしか
席がうまってなかったように思えます。

33人のオーデションで選ばれた役者さんたちが、”かごめかごめ”のような童謡や
”雨にも負けず”の詩などを引用したせりふを声を合わせて発声します。
会場を走り回ったりもするので、演技の勢いもすごいですが、一番すごい!と
思ったのは言葉の力強さでした。
1つ1つの言葉を大きくはっきりと発声するので、日本語の発音や流れなどの
よさも改めて感じられました。
最初に座った最前列は役者が通るので足を伸ばしたりしないようにと言われたこともあり、
前から3段目に座りました。
その位置だと、正面で演じている男性の顔が真正面。
目の力を含め迫力のある顔つきで、じっと前を見ているとこっちがドキドキと
してしまうくらい(笑)迫力があり、圧倒されました。
前日は企業パビリオンでロボットばかりみていましたが、人間の演じる力の
すごさを感じられるショーでした。
15分間でしたが、体が震えるくらいの感動をもらいました。
こんなすばらしいショーが見れてよかったです♪
今回の万博で私が見たものの中で、ぜったいにお勧め!といえる1つでした。

後日日本館のサイトを見ていたら、聴覚障害者のために脚本がダウンロード
できるようになっていました。
これから行く予定の方には楽しみがなくなりますが、予定がない方はこれを見ながら
何人もの役者さんが一斉に読み上げる迫力を想像してみてください。
http://www.nippon-kan.jp/midokoro/seto/hitotsubu.pdf

瀬戸日本館の出口は、アートギャラリーになっていました。
「光と風の庭」というテーマのもとにいくつかの作品が展示されています。
屋上のカラフルな風車が、なつかしさやのどかさを感じてよかったかな。

 
(右側は瀬戸物で作られたたくさんの動物のオブジェ)

そういえば、この日のどの回の公演かはわかりませんが、万博始まって以来
通算1000回公演だったそうで、役者さんたちのご挨拶&入場者全員に
記念品贈呈があったそうです。惜しかった!


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mkcarnet200-

迫力のあるショー(というか、立派な舞台)ですね。
それいゆさんのレポを読んでいたら、観に行きたくなっちゃいましたー。
出口にあるというアートも気になっているんですよね・・・。
by mkcarnet200- (2005-06-27 20:02) 

それいゆ

mklapinさん、またまたnice! もありがとうございます。
中央の舞台と接近して客席があるので、前方に座ると、ほんとに役者さんの息づかいまで伝わってきて、よけいに感動がありました。
(文章ではその迫力などがうまく表現できないのが残念ですぅ。。。)
演劇を見るのが好きな人には、ぜったいにお勧めです!
ご主人さまの出張(扱い?)は1度だけですか?
再訪されることがあれば、今度は瀬戸にも行ってみてください。
日本館はもちろん会場の雰囲気がのどかで、なかなかいいところですよ~。
by それいゆ (2005-06-27 21:07) 

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